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椎間板ヘルニアの発症理由の1つに、遺伝との関係が考えられています。また、喫煙も関係することが報告されています。スポーツは、直接的には関係しないと考えられています。
最近の研究では、成人では椎間板ヘルニアを持っている人のほうが、持っていない人より多いと考えられています。ところが、椎間板ヘルニアで腰痛を起こしている人はごく一部です。つまり、椎間板ヘルニアがあるだけでは症状は起こらないのです。
症状が現れるのは、椎間板ヘルニアにほかの要因が加わった場合です。研究の結果わかった要因は、神経への圧迫の強さ、仕事上の満足度の低さ、そして、うつ・不安・ストレスです。このうち、うつ・不安・ストレスなどの精神的要因は、症状を長引かせ、慢性腰痛の要因にもなります。
平成4年防衛医大卒。専門は膝関節外科。防衛医大病院で全年齢層に対する膝関節分野において数多くの研鑽を積み、自衛隊病院で低侵襲の靭帯再建術・半月板・骨軟骨等の手術を実践した。平成18年富谷整形外科医院を先代の父より継承。各患者さんの関節力を高める治療、特に生体工学・生化学の両面からのアプローチによる保存療法を得意とする。臨床研究・基礎研究ともに医学論文多数受賞。また自衛隊医官として災害派遣、海外派遣経験を持つ。患者さまとの絆を大切にし、運動器疾患の治療を通じて地域の皆様のお役に立てるよう努力を続けている。