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治療で中心的な役割を担うのは薬物療法です。薬で炎症や痛みを抑えたり、関節の破壊を防ぎます。
抗リウマチ薬(DMARDs):関節リウマチの原因である「免疫の異常」に作用して、病気の進行を抑える働きがあります。関節治療の第一選択薬。診断されたら、早期から使用することが推奨され、生物学的製剤やJAK阻害剤が併用されたり、痛みが治まるまでは消炎鎮痛薬と併用されることもよくあります。例:メトトレキサート
生物学的製剤:炎症を引き起こす物質(炎症性サイトカイン)であるTNF-αやIL-6の働きを妨げて、関節破壊の進行を抑制します。点滴や皮下注射があります。
JAK阻害剤:抗リウマチ薬や生物学的製剤が「細胞の外」で働いて、細胞に炎症を起こす刺激が入らないようにするのに対して、JAK阻害薬は複数の種類のサイトカインに対して、サイトカイン受容体からの刺激を「細胞の中」で遮断して炎症を抑えます。内服するお薬です。
ステロイド薬:強力な抗炎症作用があり、痛み・腫れを軽減します。抗リウマチ薬・生物学的製剤・JAK阻害剤による根本治療の効果が現れるまでの約3ヶ月以内なら服用することがあります。副作用(糖尿病、胃潰瘍、骨粗鬆症など)が起きやすいため、極力使わないようにしています。
消炎鎮痛薬(NSAIDs):関節の腫れ、痛みを和らげる働きがあります。即効性がありますが、関節リウマチの炎症に対する根本治療にはなりません。関節の腫れ・痛みが長期間続いている場合には、継続的に服用することもあるが、副作用(胃潰瘍など)に注意する必要があります。
関節リウマチになると、痛み・腫れ・こわばりなどにより、関節をうごかしにくくなります。動かさずにいれば、関節を動かせる範囲は狭まり、関節を動かす筋力は低下してしまいます。そのため、積極的に関節を適度に動かし、機能を維持します。
骨と骨とのつなぎ目である関節の動く範囲(関節可動域)と筋力を維持・向上させることが重要です。
適度な関節運動により、関節運動が悪くなることで関節内に停滞していた炎症性サイトカイン・発痛物質を散らすことができますので、痛みの軽減が期待できます。
失われた機能を手術によって回復させます。
関節リウマチの手術法は大きく分けて滑膜切除術・人工関節置換術・関節固定術・関節形成術の4種類があります。関節ごとに主に施行される術式は異なっています。高度に破壊された関節の手術であれば人工関節置換術が行われています。稀に術後の感染や肺塞栓症などの重篤な合併症が出現することもあるため、その適応は十分相談して判断します。手術が必要な場合は、専門病院をご紹介いたします。
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平成4年防衛医大卒。専門は膝関節外科。防衛医大病院で全年齢層に対する膝関節分野において数多くの研鑽を積み、自衛隊病院で低侵襲の靭帯再建術・半月板・骨軟骨等の手術を実践した。平成18年富谷整形外科医院を先代の父より継承。各患者さんの関節力を高める治療、特に生体工学・生化学の両面からのアプローチによる保存療法を得意とする。臨床研究・基礎研究ともに医学論文多数受賞。また自衛隊医官として災害派遣、海外派遣経験を持つ。患者さまとの絆を大切にし、運動器疾患の治療を通じて地域の皆様のお役に立てるよう努力を続けている。